人をダメにするソファとの出会いと、その破壊力について語る。

人をダメにするソファ。

この言葉聞いたことある人いるでしょうか？おそらく多くの人は知ってると思います。本当の名前はビーズクッション。(たぶん)僕も持ってますこのクッション。大学生の時からずっと使っています。

人をダメにするソファとの出会い

初めて買ったのは大学2年生くらいの頃だったでしょうか。それまで僕はずっとこのクッションが気になっていたのです。「人をダメにするってなんや。ほんまか。」と心の中で思っていたのです。欲しいけど持って帰るのめんどくさそう、というゆとり丸出しの考えで買うのをためらっていたのです。

でもある日突然、最寄駅に無印良品ができました。これはチャンスです。ぼくはすぐに買いに行きました。最寄りから家までは歩いて20分くらいの距離です。

お会計の時店員さんが「こちらの商品は配達をオススメしてます」と言ってきました。配達料がいくらだったかは忘れましたが、おそらく1000円とかそのくらい。ただその時の僕は貧乏学生だったので、配達料なんか払っている余裕はありません。「歩いて帰るので持ち手つけてください！」ぼくは言いました。そして店員は「まじかこいつアホか！」って顔してました。無印のビーズクッションは大と中?の2つのサイズがあって、僕は大を買いました。これがなかなかにデカイ。それに重い。だから店員は配達を勧めてたんです。そんな店員の気遣いをガン無視し、僕は歩いて持ち帰ることにしたのです。

やっと買えたと満足し、歩き出した僕。早く帰ってコイツに飛び込みたいとウキウキしていました。そしてその五分後。僕はタクシーに乗っていました。重すぎて歩いて持ち帰るのは無理だったんです。タクシーの窓から夕焼けを見ながら「これからは店員のいうことを聞こう」と心の中で決意して僕は家に帰りました。それがコイツとの出会い。

人をダメにするソファ、その名前はダテじゃない

家に帰ってすぐに僕はクッションをセットしました。（セットといっても開けるだけ）僕が買ったのはこんなやつ。

ビーズクッション アースカラーキューブチェア Lサイズ ブラウン PCM-6512T

これは無印じゃないけど。笑

とにかくその時無印で売ってたやつの大きい方を買ったのだけは覚えてます。人一人が座るのに充分な大きさなんです。

こいつのすごさはなんといっても圧倒的に体にフィットすること。体に合わせてクッションが変形するんです。中身がビーズなので。一回座ったら気持ち良すぎて立ち上がれない。離してくれないのです。それからの僕の大学生活はコイツと一緒にあったといっても過言ではありません。課題をやる時もこのクッションに座りながらやる。ゲームをやる時も同じです。

でも同時にこのクッションのヤバさもわかってきました。それは気付いたらこのクッションの上で寝てしまうことです。「一息つくか〜」なんて座ったらもう終わり。終わりですよ。まじで。いつのまにか寝てて、目が覚めたら夜中の3時とか。そういったことが頻繁にあったんです。

感謝、そして封印へ

要するにコイツは生活リズムを崩そうとしてきます。あの手この手で座った人を離そうとしないのです。僕は完全にこのクッションの虜になっていました。大学生の時はそれで寝てしまっても大丈夫です。だって大学生だもん。夜中に目が覚めて、そこからベッドに移動して寝ればいいのです。

でも社会人はそうはいきません。そんな生活リズムだと疲労が鬼のように溜まります。睡眠をきちんと確保することが必要なんです。なので僕は決めました。このクッションを封印することに。

僕はコイツがいると、すぐに座ってしまいます。初めて恋愛する付き合いたての高校生みたいな関係になってしまったのです。常に一緒にいました。でもコイツに頼っていたら僕は成長できない。僕はリビングに置いていたクッションを寝室へと移動しました。おそらくこれでもう使うことはありません。悲しいけどしょうがない。これからこのクッションは誰か友達が来た時にでも使おうと思っています。

ということで、

ありがとう人をダメにするソファ！僕も充分ダメになったよ！

皆さんもこのクッション、ほんとに気持ち良くておすすめですが、中毒性あるので注意して下さいね。

以上、「人をダメにするソファを使ってダメになった僕がその破壊力について語る。」でした。